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SENIOR DREAM PROJECT 〜あなたの夢を応援〜やってみる。「自分の作品で個展をひらきたい」「スポットライトを浴びながらステージで演奏したい」「自分史やエッセイ、写真集など、自分の本を出したい」そんな夢を遠慮しないで、やってみる。“今さら”ではなく“今だから”実現できる夢があるはず。私たちが、あなたの夢への挑戦を応援します。
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夢追うひとびと
# 3
「一度きりの人生なんだから、悪いことを考えるより楽しいことを見つけたい」
星野実千代さん(59歳)
埼玉県の自宅でビーズ刺繍の教室を開いている星野実千代さん。 ビーズ刺繍を始めて5年目の今年、青山にあるギャラリー「アートワーク」で2回目の個展を開催した。 鮮やかな色に囲まれ、素敵な笑顔を持つ彼女の元には、いつのまにかたくさんの人々が集まってきます。 周りの人間を惹きつける彼女の魅力、そのパワーの源についてお話を伺いました。
星野実千代さん
-- やりたいと思ったらやってみる
 好奇心旺盛で、自分でできることなら何でもやってみたいという星野さんは、 これまで様々なことにチャレンジしてきた。そのモットーは「とにかくやってみる」ということだ。
 「私、完璧にやろうって思わないんです。だって100%できるようになることばかり考えていたら、 何も始められないから・・・」そんな言葉を象徴するようにビーズ刺繍を初めて3年目、 まだスクールの生徒だった時期に思い切って 自宅で個展を開催してみせた。たとえ周りの人に無謀だと言われても、自分がやりたいと思った時が やるべき時だと星野さんは考える。ただ、一度始めたらちょっとやそっとのことでは投げ出したりはしない。
 「習い事でも仕事をしていても、失敗とか嫌なことって必ず出てくるのね。 けれど、何か壁にぶつかってしまったからってやめてしまうんじゃなくて、解決策を見つけて続けていけば、 マイナスなことはだんだんに減ってきて、そのうちに自信がついてくるんです。 それくらいやってはじめて本当の面白味って分かると思うんです」
 何かを始めようとするとき、様々な制約に目を奪われてしまうことがある。 時間がない、お金がかかるなど。また、始めてからもその時間やお金をかけたことが 本当に意味があることだったのか、などという不安に苛まれることも。 もしかすれば、年齢を重ねていくとこれらの想いは強くなるかもしれない。 しかし星野さんにはそれを凌駕する程の「好き」という情熱や、 「どうしても覚えたい」という信念が強くあった。
-- 人が喜ぶ顔を見れた時、意味を見出せる気がする
 彼女の強い情熱や信念を支える根底には、ある到達点の様なものの存在がある。
 「習い事を始める時には必ず、習い事で終らせないようにしてるんです。 人に教えられるようになろうと思ってやっているの。だって、一生懸命学んだことを自分だけで 持っているんじゃもったいないでしょ(笑)」自己満足や利害のためだけに何かを学ぶのではなく、 素敵なことをひとりでも多くの人と共有したいと思うからこそ、 彼女のまわりにはたくさんの人が集まってくる。 そうして集まってきた人々の喜ぶ顔を見ることで 彼女自身も新たにエネルギーが沸いてくる。
 「私の少女時代は戦後間もない頃で、母は家計を支えるために洋裁の仕事をしていたんです。 そんな母の姿を見てきたので、仕事のできる人は役に立つっていう意識がずっとあって、 だから自分も大人になったら人の役に立つ女性になろうと思っていたんです。 だって、人の役に立てるってことはすごく嬉しいことでしょ。私が色んなことを学んでいるのも、 最終的には人の喜ぶ顔が見たいからなんだと思う。自分が伝えたものに触れた人が喜んでくれた時に、 自分のやってきたことに意味を見出せるって、そんな気がするんです」
 笑顔が見たい。伝えたい。そこへ辿り着きたいという想いが、彼女の原動力となっているようだ。 そして、そんな思いを込めて、2回目の個展の開催は自宅を飛び出し、 青山という土地を選んだ。ひとりでもたくさんの人に作品に触れてもらいたい。 そのためには、もっともっといい作品を作りたい。彼女はどんな時でも、 チャレンジすることを忘れず、今よりももっと前へ向かって進んでゆく。
-- キレイなものが好き。『色』というものの存在
 やりたいと思うことには何でも挑戦しているように見える星野さんだが、 そこには変わらないひとつのテーマがある。それが『色』だ。
 「色彩心理学を学んで『色』というものが人に与える影響力の大きさを実感したんです。 『色』を工夫することで人を喜ばすことができるって」少女の頃から色鮮やかなものが大好きだったという 彼女が『色』に惹かれるのは自然の流れと思えるが、それだけではなく 、自らの苦しかった時期を乗り越える糧となったのもまた『色』だった。


-- 運命をプラスに向けて
 2度目の出産後、彼女は『突発性難聴』という病に襲われ、片耳の聴力を失った。
 「眩暈がひどくてね、起き上がるのもやっとという状態の中で二人の子供を育てなくてはならない。 心身ともにボロボロになっていって、まるで地獄の様でした。 『もうダメかも』と思ったりもしました。そんな頃に、このままではいけないと思い、 藁をも掴む思いでインテリアコーディネーターの勉強を始め、 『色』を学ぶことになったんです」つらいという現実に浸ってしまうのではなく、 それと向き合い、乗り越えるにはどうすればいいのか、大切なのは心の持ち方だと、星野さんは語る。
 「人間は必ずいつかは死んでしまうでしょ、だから、できれば悔いのないように生きたい。 たった一度の人生の中で悪いことばかりに目を向けてたら、そんな人生ちっとも楽しくないと思う。 だったら、楽しいことを見つけてそっちへ向かえば、つらい時でも、運命はプラスの方向に向かっていくと、私は思うんです」
 彼女は完璧主義者ではない。きっかけにも拘らない。ただ、明るい方へと向かってとにかくやってみる。 そして、始めたら決して投げ出さない。ただそれだけだと言う。なにごとも「こんなもん」と諦めてしまうことは簡単だが、 それではその先にある新しい何かを見ることは永遠にない。きっかけはどこにでも転がっているのかもしれない。星野さんのお話を伺ううちに、ふと、そんな気がした。
-- そして、挑戦は続く
 様々な時期を乗り越えて今、このビーズ刺繍に辿り着いた星野さん。そんな彼女の見ている夢は・・・。
 「今は教室運営があるので、長期間日本を離れるわけにはいかないけれど、近い将来、 パリに行ってルサージュ(伝統的なフランスアート刺繍の学校の名称)で勉強したいと思ってます。 それで、今とはまた違った作品が作れるようになれたらいいな」
 これからもきっと、素敵な作品を人々に伝えていくだろう。 自身の色とりどりな作品の様に何色にも変化していく彼女は、次に会った時どんな色をしているのだろうか。
★☆  星野実千代さん・最新活動情報! ☆★

---「楽しいビーズ刺繍教室」「楽しい水彩画教室」
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ハーモニック
埼玉県草加市金明町480
TEL&FAX:048-942-1382
(東京メトロ日比谷線・半蔵門線直通伊勢崎線新田駅より
 徒歩3分)
ホームページ:http://harmonic7.exblog.jp/
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--- 星野実千代ビーズ刺繍展 開催
期間:2006.9.21(月)〜24(木)
場所:galleryこまち (東京都新宿区箪笥町25-6 ファロス神楽坂1F)
電話:03-5228-0075
URL:http://gallerykomachi.blog35.fc2.com/

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