赤間さんはリメイクの魅力について、次のようにも語ってくれた。
「着物は表地だけでなく、裏地が凝っているものが多いんです。
人に見えるかわからない裏地にこだわっているのが、慎ましやかでしゃれています。
そんな裏地をリメイク後、表地として用いることもあります。
控えめな裏方から主役に抜擢することで、布の新たな味わいを楽しむことができます。
洋服にリメイクする際にも、裏地にこだわり、表地に男物の大島紬を使い、
裏地にメリンスの男物の長襦袢を使用(左写真)してコートを仕立てたこともあります。
このリメイクという活動は奥が深くて、まだまだやめられませんね」
遠い昔、どんな人が身にまとっていたのだろうかと、出会った布の背景に想いを馳せたり、
布との対話を楽しんでいる赤間さん。自分がリメイクしたものを着ていると、
他人からよく話しかけられるそうだ。
「自分の作品がきっかけで、コミュニケーションが広がっていく醍醐味も日々味わえるなんて、素敵でしょ」
自分の作品を颯爽と着こなす赤間さんの姿には、日々の創作活動の楽しさと自信が溢れていた。