「子どものころ見た映画の中で、南京玉すだれを見て、
とても不思議な道具だと気になっていたこともあり、
早速、受講を申込みました。その後、申し込んだことさえ忘れかけていた頃、
『生徒はあなた一人だけれど開講します。お待ちしています』
という返事が届いたんです。生徒が自分一人だろうが芸を身につけたいという想いは強く、
まずは通い始めました。
レッスンは毎週水曜日だったのですが、生徒が私一人だからこそ毎週欠かさず通おうと、手帳に
印をつけていたんです。でも仕事のスケジュールも記載する中に“南京玉すだれ”って
書くのも気が引けて「丸に南」って、こっそりとつけていたんです。当時、私の手帳を
見た人は、毎週水曜日にミナミ(大阪)に通っているように思ったそうです(笑)」
「80代の師匠は一度は死の淵をさまよった人。
自分の技を誰かに伝えたい、残したいと熱心に教えてくれました。
南京玉すだれは、口上を言いながら手を動かすから体にいいんです。
しかも、この芸を披露すると多くの人が喜んでくれて、いいことづくめなんです!」
仕事の関係で、国内・海外ともに出張に出掛けることが多い義岡さんは、
行く先々で南京玉すだれを披露し、とても喜ばれているそうだ。
数多くの趣味を持つ義岡さんが、最後に義岡流の“習い事の極意”を教えてくれた。
「水泳でも南京玉すだれでも、習い事をするならば、
一流の師匠につき、一流の衣装を身につけるようにすることが
大切だと私は思っているんです。
本物と出会い、良い先生と出会うことが上達への近道です。
また、衣装も貸衣装ではなく、本格的な衣装を身にまとうことでより真剣に打ち込める。
そんな姿を見て周囲も協力してくれるし、喜んでくれるんだと思うのです」
こんなに好奇心旺盛で、パワフルな義岡さんに「次なる夢は何ですか?」
と尋ねてみた。すると即座に、
「石垣島でトライアスロンに挑戦すること!」と返事が返ってきた。
義岡さんの好奇心はまだまだ止まらない。