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夢追うひとびと
# 8
「ハワイの風に魅せられて」
木戸謙次さん(55歳)
ハワイアン・ダイニング「PUCA PUCA」の店長を10年務め、 その後、自分自身が同店のオーナーとなった木戸謙次さん。 木戸さんは高校生の時にハワイと運命的な出会いを果たしてからもう40年近く、 ハワイという楽園に魅せられ続けています。最近は、レストランの経営のみならず、 ハワイに関連するカルチャー教室も開催しているとのこと。 今回は、ハワイが大好きな人が集まる場所づくりに、 今も夢がどんどんふくらんでいる木戸さんにお話をお伺いしました。
木戸謙次さん
DVD「ブルーハワイ」
主演:エルビス・プレスリー
監督:ノーマン・タウログ



奥様の照美さんと
-- ハワイとの出会い。
 木戸さんがハワイと初めて出会ったのは、以外なものがきっかけだという。
 「高校生のころ、プレスリーが大流行してたんですが、私のハワイへの想いの原点は、 実はそのプレスリーが主演した映画『ブルーハワイ』なんです。 映画を観て、『ハワイってなんて気持ちのよさそうなところなんだ!!』って感動したのを 今でも覚えています。『ブルーハワイ』は何度見ても飽きることないですし、 今でも一番のお気に入りの作品です」
 木戸さんは、ブルーハワイに出てくる古い時代のハワイが大好きだそうだ。 当時は、1ドルが360円だったから、今と違ってハワイは気軽に行かれる場所ではなかった。 まさに“憧れのハワイ航路”。 そんな状況ながらも木戸さんは「いつか必ずハワイに行ってみたい。 自分はきっと将来、ハワイ関係の仕事をするに違いない」と高校生の頃に予感していたらしい。
 木戸さんは20歳で上京し、カメラマンとして働いていた頃、 湘南に住む友人に誘われてサーフィンを始めた。 この時もやはりハワイのことが頭の片隅にあったのか、 「ハワイに似た雰囲気を持っているなー」と湘南にひかれて、藤沢に住むようになる。 また、冬はスキー場でカフェ・バーを経営し、夏は海の家を経営していた時期もあった。
 奥様の照美さんと結婚し、子どもが生まれてからは、現在のこのお店を夫婦で切り盛りすることとなる。 夫婦揃ってハワイが大好きだから、今もハワイの文化を一緒に楽しみながら、レストランを営んでいる。

-- ハワイの魅力。
 ハワイのどんなところが好きなのか、木戸さんに聞いてみた。
 「うまく表現できないんですが、強いて言えば、あの“空気感”が大好きなんです。 ハワイの風は強いけれど、とても優しい風に感じます。 ハワイの日差しも強いけれど、暑さというよりも癒しの力を感じます。 そんなハワイの空気感が心地よくて、あの優しい風と癒しの日差しを感じていたいから、 いつかハワイに住んでみたいと夢見ているんです」
 ハワイ移住を夢見る木戸さんだが、実は2年前から長男をハワイ大学に送りこんで、 自分がハワイに行きやすい環境を作り出しているんだという。 「現地に行きやすくなったので、ハワイに友人も増えましたし、 たくさんの情報も集まってくるようになりました」
 木戸さんの「ハワイ移住計画」は着々と進行しているようだ。
-- ウクレレを作ってみたい!
 ハワイの魅力の一つに音楽をあげる人も少なくない。 木戸さんは4年前に、フラの奥深い魅力とハワイの最新情報を満載した雑誌 『フラレア』の編集長、平井さんに出会った。 平井さんは夫婦でハワイアン音楽を奏でていて、平井さんのウクレレに感動した木戸さんは、 自分もウクレレを始めてみようと思ったそうだ。
 「平井さんに刺激されたものの、最初は飾りとしてウクレレを持っていただけでした(笑)。 でも、1年前からウクレレ教室に通うようになり、今ではすっかりウクレレの虜。 ウクレレは肌身はなさず、生活の一部になっています。
 以前に、ギターが弾けて、歌えたらカッコいいけれど、ちょっと難しそうだと諦めていたんです。 でも、ウクレレは弦が4本。ギターの6本に比べたらメロディーがおさえやすい。 ウクレレならできそうな気がしたんですよ。この歳になると、気楽さがいいなと思っています。 別に極める必要はないと思うんです。踊る人がいて、ウクレレを奏でる人がいて、 温かみのある明るい音色に気持ちも明るくなるし、仲間と一緒に楽しめるのがとても素敵です」
 ウクレレを習いはじめて1年。通常なら4年はかかると言われたものを1年でクリアできて、 益々おもしろくなってきたところだ。
 「ウクレレにも種類は色々とあるけれど、“コア”という大きな木から作るウクレレの音色が好きで、 いつかこのコアを使って、自分でウクレレを作ってみたいと思ってるんです」
 木戸さんは昨年、湘南ウクレレ普及会を発足。ウクレレを買いたいという人も徐々に増えている。
 「ウクレレの輪が広がって、お店でセッションをすることもあります。 ウクレレでジャズを演奏してみたいし、バンドも組んでみたい。 ハワイアンとは毛色が違う取組みも面白のではないかと思っているところです」

「気楽さがいいんです…」


温かな音色を奏でる木戸さん

ハワイアン・ダイニング「PUCA PUCA」


あー、やっぱりハワイはステキ
-- 気軽に人が集まる場所を。
 友人のフラ教室の立ち上げを手伝ったのがきっかけで、 最近はハワイの色々な文化に関する講座を続々と開設するようになった。
 「レイづくりの講座、ステンドグラスの講座、フラやウクレレ…。女性だけでなく、 いろいろな人が集まってくれるようになってきました。 何かを始める時、極めなければいけないと思うと億劫になるけれど、 ウクレレやフラは、年齢に関係なく気軽に楽しめるというのがいいんです。 微笑みながら踊るから、表情も豊かになって、健康にもいいですしね」
 木戸さんのレストラン「PUCA PUCA」は、夜遅く、帰宅前にふと立ち寄ってくれる人も多い。
 「どんなに忙しくても、和みに来てくれて、居心地の良い空間だと言ってくれるのがうれしいですね。 ここはみんなと会話を楽しんだり、夢を語れるような店でありたいと思っています」
 最後に木戸さんは、大好きなウクレレを奏でながら、語ってくれた。
 「ハワイという土地は、単一民族から成り立っているのではないので、 色々な所から集まってきた人を互いに受け入れなければやっていけないんです。 だから、人を受け入れてくれるという空気が自ずとあって、そんなハワイの気質が大好きなんです。 私の店もハワイのように、いつまでもたくさんの人を温かくお迎えできるお店でいたいと思っています」
 木戸さんのお話を聞いていて、ハワイに行ってみたくなったのは、私だけだろうか。
ハワイアン・ダイニング「PUCA PUCA」

店内ではハワイアンが流れ、ウクレレ好きのマスターが作る料理と世界のビールをお楽しみください。
料理はロコモコ、ポキ、ロミロミなどのハワイ料理をはじめとして エスニック料理や季節による旬の素材などにより和食、中華などのおすすめ料理もあります。

■住所:神奈川県藤沢市南藤沢20-20 第3ハルミビル2F
 (JR・小田急線・江ノ島電鉄藤沢駅から小走りで2分)
■電話:0466-22-1154
■営業時間:月曜〜土曜 17:00 - 26:00(日曜 - 24:00)
 ランチタイム 12:00 - 15:00
■定休日:なし 年中無休

「サーモンとアボカドのロミロミ」


「チリロコモコ」
「タコポキ」


「メキシカンピザ」
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