この時代に生きる人々の「体感年齢」は戦前の七掛けと言われています。50歳の人は昔の35歳、60歳の人は 42歳というわけです。ならば、このへんで「熟年」「シルバー」といったどこかに老いや衰えを潜ませたこれまでの固定的中高年イメージを打ち破って、新しいシニアイメージを創ろうではありませんか。
そのためには、先ず動くことです。自分の好きなことに向かって歩みを前に進めることです。閉じこもったり引きこもったりしている時間はありません。蕎麦打ち、ロクロ回しなど趣味に生きるのも素敵なことではありますが、せっかくそこまで行ったのなら、歩みをもう一歩先に進めて技や芸を世の中に広め、溶け込ませてほしいのです。「趣味の世界」だけで自己完結をしないで、その技を外の人たちに見せてほしいのです。年齢を重ねるとどうしても臆病になりがちです。知的に生きたいと思う人ほど恥をかきたくないから自分を晒す勇気が持てません。でも、50歳を過ぎたら自由に生きて構わないとは思いませんか。自分を縛っていたものを一つずつ解き放ち、青春のころ夢見た自分を実現させてもいい時期に来ているとは思いませんか。